スロットルバルブの無いガソリンエンジン登場!?
日産のプレスリリースを見ていたら、(恐らく新型スカイラインクーペの)北米向けインフィニティG37には、スロットルバルブが無いという画期的なエンジンが搭載されるのだそうです。「技術の日産」の象徴となるか!?興味があるところです。
日産のプレスリリースに掲載されていた画像です。
VVELと名付けられた機構は、エンジンのインテークバルブのリフト量を可変とすることによって吸気量を制御し、スロットルバルブの廃止を実現したそうです。
昨年の報道によると、インテークバルブのリフト量を小さくすると吸気弁での空気の流速が速くなるため、燃料インジェクタから吹き出されたガソリンの粒子が細かくなって低速時の燃焼効率が向上する効果が確認されているそうです。
この技術、インテークバルブのリフト量をタイムリーに迅速に変化させることがとても難しそうです。図をよく見ると、リフト量を制御する偏芯カムの傾きを調整するスクリュー部にボールベアリングを仕込んだ「ボールスクリューナット」を使うなど、いろいろと工夫が行われているようです。
久々に「おぉ、画期的だ!」と感じる技術を見た気がします。
この技術、今後が楽しみです。
日産のプレスリリースに掲載されていた画像です。
VVELと名付けられた機構は、エンジンのインテークバルブのリフト量を可変とすることによって吸気量を制御し、スロットルバルブの廃止を実現したそうです。
昨年の報道によると、インテークバルブのリフト量を小さくすると吸気弁での空気の流速が速くなるため、燃料インジェクタから吹き出されたガソリンの粒子が細かくなって低速時の燃焼効率が向上する効果が確認されているそうです。
この技術、インテークバルブのリフト量をタイムリーに迅速に変化させることがとても難しそうです。図をよく見ると、リフト量を制御する偏芯カムの傾きを調整するスクリュー部にボールベアリングを仕込んだ「ボールスクリューナット」を使うなど、いろいろと工夫が行われているようです。
久々に「おぉ、画期的だ!」と感じる技術を見た気がします。
この技術、今後が楽しみです。
この記事へのコメント
カム周りがホンダエンジンのように賑やかですね。耐久性が心配です。
スロットルロスとかポンピングロスというものが無くなり、ディーゼルエンジンのようにインテークマニホールド内は”ほぼ大気圧”になるようです。燃費も良くなるでしょうし、レスポンスもバルブリフト量制御機構の反応時間を除けば、とても良さそうですね。
耐久性については、「歴史が評価」するのを待たねばならないでしょうね。
原理的には「なるほど」と単純ですが、これを制御することを考えると、けっこう色々と苦労があった・あるだろうと思います。スロットルバルブレスを実用化したというのは、ガソリンエンジンの歴史からみても、けっこうエポックでしょうね。
ぜひ、モノにして欲しい!>日産